湯宿温泉の歴史
湯宿温泉(ゆじゅくおんせん)は、約1200年前の仁寿2年(852年)2月8日に須川村の弘須法師による大乗妙典誦川満願の夜、薬師如来が現れ種々の薬湯を賜ったのが始まりと言われています(湯本館所蔵『湯宿村温泉記録』より)。その後、関東と越後を結ぶ三国街道の宿場町として栄えた湯宿温泉には、4つの共同浴場や石畳など今でもその落ち着いた面影を残しております。
真田家ゆかりの温泉地
初代沼田城主の真田信之が関ヶ原の合戦(1600年)の疲れを癒すため訪れたことを始め、2代目 真田信吉、3代目 真田熊之助、4代目真田信政も下屋敷として愛湯しました。中でも5代目 真田伊賀守信真は痔の持病のため、特に湯宿温泉を愛湯され見事に治癒したために、薬師堂を再建され薬師瑠璃光如来を祭られました。
現当主である私岡田作太夫は21代目です。

2024/7/17